葬祭ディレクターの資格
将来性が見込まれる仕事として、『葬祭ディレクター』という肩書きが確立されていることは、平成8年に誕生した葬祭ディレクター技能審査試験に現れています。厚生労働省認定の試験で、1級と2級の資格があります。どちらの級の受験にも、葬祭現場での業務経験が必要となり、試験内容も、筆記と実技があり、プランニング力・運営力全てにおいてのスキルが試されるものです。常に主催者となる消費者の視点で考え、消費者に対する細やかな心遣いをもった葬儀の企画・運営ができる専門スキルを、客観的に評価する資格。この資格を有することは、収入アップに直結し、葬儀業界でのスキルアップにとって、とても大きな意味があるといえます。
葬儀業界未経験者の立場でみると、このような認定試験の存在は、スキルアップの具体目標がもてること以上に有益です。試験対策の勉強を進めてみることで、業界についての知識習得や、自分に足りないスキルの確認が、効率よく行えます。受験資格が得られるまで、最低2年の期間が必要ですが、2年あればたとえ未経験から始めても、知識と経験をバランスよく見につけられます。未経験スタートでも2年でディレクターの肩書きを得るチャンスがある仕事は、そうありません。将来への大きなステップアップを目指して、チャレンジしてみませんか?