女性ならではの特性が活かせる『葬祭ディレクター』への転職

葬祭ディレクターってどんな仕事?

まずは、『葬祭ディレクター』という仕事の中身を、少し詳しく見てみたいと思います。仕事内容は、大きくわけてふたつの側面があります。

一つ目は、企画。葬儀全体のプランニングです。葬儀主催者と打ち合わせをしながら、要望に沿う形でスムーズに葬儀が行えるようなプランを立てる仕事です。限られた時間、予算の中でのプランニングは、簡単なことではありません。悲しみを抱え、動揺を抑えきれない心持ちでいる主催者に対し、思いやりを持ちながらも客観的に状況把握をして、物事を進めていく強さが大切となります。また、主催側の様々な要望を受けながら、実現可能な形へ持っていく交渉力も必要なスキルです。

二つ目は、運営。立てたプランの実行ですが、内容は、会場の設営から司会進行、参列者の接遇まで、儀式全般において先頭に立てる人材でなければなりません。

こうしてみると、大変幅広い視野とスキルが求められる仕事だとわかりますが、企画・運営面ともに一番大切なスキルは、対人対応能力。主催者、参列者への細やかな心遣いが、すべての人の心に残るセレモニーを作り上げるのです。葬儀業界の経験よりも、社会人として多くの人とつながりをもって働いた経験が、最大限に活かせます。また、女性特有の細やかさも、大きな武器にできる仕事でしょう。